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- できる人が、できる事を、できるだけ、続けよう!~有森裕子さん~
小谷野です。
バルセロナとアトランタオリンピックでのメダリスト、有森裕子さんを囲む会がありました。
私が役員を務めるスポーツ財団( http://unitedsportsfoundation.org/ )でも協賛アスリートとして
お世話になっている方です。
現在の肩書きは、国際オリンピック委員会IOCの委員、日本陸上連盟理事、
大学スポーツ協会の副会長、認定NPO法人ハート・オブ・ゴールドの代表理事、
日本スペシャル・オリンピックスの理事長など、多忙を極めているようです。
今年のNHKの大河ドラマ「いだてん」をご覧の方はよくご存じの、
女子として初めてオリンピック・メダリストとなった人見絹枝さん以来、
日本女子陸上界64年ぶりのオリンピック・メダルを取ったのが有森さんでした。
この人見さんと有森さんとは同じ岡山県出身です。
先週の全英チャンピオン渋野さんも岡山県出身でしたね。
ところで、有森さんは生まれた時、両脚の股関節脱臼つまり股関節が
外れていたそうです。6ヶ月間矯正バンドをして関節を繋げたそうです。
また有森さんは、走ることに小さい頃から深い興味もなく、
専門教育を受けることもなかったそうです。
それが高校に入って陸上部顧問の先生がかっこよかった理由で入部、
それから本格的に陸上世界に足を踏み入れたそうです(驚・笑)。
走ることが好きというよりも、一生懸命の時間が楽しかったそうです。
この囲む会で、マラソンには社会要素、例えば「ガン撲滅」「復興」「街おこし」
「愛は地球を救う」などのチャリティ・メッセージがあることを知りました。
テーマやコンセプトのしっかりしたマラソン大会は賛同者、参加者を増やして
大きなイベントとして成長していくそうです。
(突出したボランティア活動)
有森さんは今も現役時代と同じエネギルギ-に溢れ、様々な活動をしていますが、
ボランティアへの取り組みが突出しています。
知的発達障害のある人の自立や社会参加を目的とした国際スポーツ活動組織
「スペシャル・オリンピックス日本」( http://www.son.or.jp/ )の日本の代表を務めています。
また、認定NPO法人ハート・オブ・ゴールド(心の金メダル)( https://www.hofg.org/ )では、
理事としてカンボジアのアンコールワット国際ハーフマラソンの運営を行っています。
ポルポト政権後の政情不安定な時代に始めた、カンボジアを元気にする活動も四半世紀になるそうです。
スポーツで子供達が明るくなり、国が明るくなることに喜びを感じるそうです。
(8月2日)
余談ですが、この囲む会は今8月2日に開催されました。
人見絹枝さんが日本人女子として初めてアムステルダムオリンピックで銀メダルを取ったのも8月2日(1928年)、
人見さんが亡くなったのもオリンピックの3年後の24才の8月2日(1931年)、
有森さんが64年ぶりにバルセロナ・オリンピックで銀メダルを取ったのも8月2日(1992年)、
特別な8月2日となりました。
~ 5時間が切れない東京マラソン、小谷野でした ~