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- LIBOR不正の行方~絶対と信じたもの~
小谷野です。
驚きました。金融の根幹情報である、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)が
嘘だったとのことです。
事業の借入金利も、資産の運用利回りも全てがLIBORに連動しているといっても
過言ではありません。
不正の内容が具体的になれば、関与した銀行のみならず英国中央銀行まで巻き込んだ、
天文学的数値の損害賠償訴訟が提起されるでしょう。
デリバティブ運用をしていた私どもの関与先からは、いつ、だれを、どのように
訴えたらよいかの相談が既に始まっています。
今回の教訓は、「絶対と信じていたものや、疑問を感じたことがない前提条件が、
誤りであることもある」でしょう。
様々な分野でのバイブルといわれるものの再点検も必要です。