- HOME
- 代表 小谷野幹雄のブログ
- プライベート・カンパニーの活用~法人減税、個人増税のうねり~
小谷野です。
先週末、「法人を活用した不動産投資」セミナーで講師を務めました。
立見の場所確保も難しいほどの盛況でした。
いかに、今多くの人が会社で資産を保有することに興味があるかの現れでした。
日本の税制は、法人減税、個人増税の真っ只中です。
法人の実効税率は50%超から35%程度まで長い年月をかけて段階的に下がってきましたが、
国際的にはまだまだ高税率です。年末の税制改正大綱では30%以下になる予定です。
一方、「個人」課税分野では、真逆の増税ラッシュです。
この理由は、自民党が民主党時代の野田政権が首をかけて道筋をつけた、消費税率10%までの引き上げスケジュールを守ろうとしていることです。消費税を予定通り上げていくには一般大衆からのクレームの回避が必要です。これが富裕層いじめといわれる個人増税で、収入が大きな人の所得税率を上げ、資産を持っている人への相続税率を上げるということが行われたのです。
収益資産を個人で持つより、法人で所有したほうが、極端に税負担が小さくなるケースも多く見かけます。