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- 香港~小さな政府~
小谷野です。
先週、12年ぶりに香港に出張しました。
香港は、税金の負担が少ないことで有名です。
まず、世界の常識である消費税が存在しません。
所得に対する税率は低く、個人で最高15%、法人で16.5%程度、地方税もありません。
驚くのは、実際の納税が遅いことです。
日本では法人は決算後2ヶ月以内、個人も2ヶ月半以内に納税しなくてはなりません。
さらに、予定納税、中間納税など前払いの決算前の納税制度が強制されています。
香港では、決算が終わってから6ヶ月以上も先に納税するのです。
香港の財政がよく回っているなと思いますが、地元の専門家によると、
小さな政府だから問題が起きないというのです。
ところで、香港においても日本人による収益不動産への投資が多いようです。
物件の売り手や賃借人の、香港居住者と契約したいという要望から、日本人が現地で法人を設立して不動産取得、賃貸契約をするケースが多いようですが、大方タックスヘイブンの対象になることに留意が必要です。
つまり香港での所得を日本で合算申告しなければなりません。