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- スーパー・ボウルの陰~ハーフタイムショー~
小谷野です。
先週(毎年2月上旬の日曜日)、米国最大のスポーツイベントであるアメリカンフットボールの頂上決戦である「スーパーボウル」がアトランタで開催されました。
毎年テレビの視聴率が50%近くになります。
大会結果はニューイングランド・ペイトリオッツがロサンゼルス・ラムズを破り6回目の優勝を飾りました。
しかし、今年の視聴率は過去10年で最低だったそうです。
これは、試合の得点が史上最小であったことに加えて他にも理由があるようでした。
スーパーボウルではハーフタイム(試合の中間休息時間)に著名なアーティストがショーを行い、この舞台に立てるのは大変な名誉と言われます。
しかし、2019年のハーフタイムショーへの出演を、女性歌手リアーナは断りました。
これは、ある事件への抗議からでした。
2015年に白人警察官が無抵抗の黒人を射殺した映像が世界に流れ、2016年のスーパーボウルにおいてサンフランシスコ49ersのコリン・キャパニック選手が、黒人差別の不当な暴力への抗議として、
米国国歌斉唱中の起立を拒否して、膝をつく行動に出ました。
この不敬行為は大いに物議を醸し、キャパニック選手はアメフト界を実質的に追放されました。
名誉ある舞台へのアーティストの出演拒否は、このNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の処置への抗議といわれています。
人種差別問題と愛国保守派の主張が絡み合って複雑化している感もあります。
ところで、スーパーボウルが始まるとトイレも行けないというクレームを米国人がよく言います。
このハーフタイムショーはもとより、CMもこのイベントのために巨額の制作費を投じて特別に作られるので見逃せないのです。
さて、ハーフタイムショーの視聴率が本試合の視聴率を上回るアーティストがいました。誰でしょう?
私がNYに住んでいた頃ですが、1993年のマイケルジャクソンです。彼の人気はまさにcrazyでした。
~ 何かとハーフタイムが長くなってきた、小谷野でした ~