- HOME
- 代表 小谷野幹雄のブログ
- 孤独を愛せよ~スマホの通知がない時間~
小谷野です。
どちらのお坊さんの卓話か忘れましたが、「孤独を愛せよ」という言葉を思い出すことがありました。
孤独を嫌がる人は自由を嫌がる人だとか、群れの中だけでは物事を考える時間を無くし、
人の創造や想像性を損なうという内容だったと記憶しています。
先日、スマホ嫌いのガラケー社長が嘆いていました。
若い社員連中との会食会で、数分おきにスマホのSNS通知音があちこちで鳴り、
そして多くの人が受信の数秒後には返信していたそうです。
社長が内容を尋ねると、友人の夕食内容の報告だったり、知人の旅行中の報告だったり、
とても急ぎでコミュニケーションをする必要性を感じなかったそうです。
孤独を嫌い、いつも誰かと繋がるために行う、四六時中「スマホいじり」は、
考える時間を人から奪っていく、と懸念していました。
確かに、電車に乗ると殆どの人がスマホの画面を見ています。
SNSのメッセージを作ったり、ゲームで遊んだり、マンガを読んだり、
ニュースを眺めたりして、創造性の高いことをしている人は意外と少ないようです。
昨今は電車の中で、本(電子ではなくアナログ)を読んでいる人が
とても知的に素敵に見えてしまいます。