代表 小谷野幹雄のブログ

2021年11月04日心を支配する方法 ~元FBI捜査官の教え~

小谷野です。

 

ウエスタン・イリノイ大学教授で心理学者、元FBI捜査官のジャック・シェーファー氏と、プリンストン大学心理学博士のマーヴィン・カーリンズ氏の共著「心を支配する方法」(大和書房2019.9)を読みました。

 

シェーファー氏は20年間、FBI捜査官として行動分析プログラムに関わり、人の心を読み取る力を身につけたそうです。

 

「心を支配する」とは、「好きになってもらい」、「信頼されること」に尽きるそうです。敵国スパイを心理テクにより寝返りさせた実例はとても興味深い内容でした。

 

以下は、いままで門外不出であった心理術のサマリーです。

 

1. 人に好かれる公式

人物の好感度=近接+頻度+持続期間+強度

近接:相手との距離感

頻度:接触回数

持続期間:一緒に過ごす時間

強度:言葉や仕草や態度などで相手の望みを叶える程度

 

1. 人を引きつける好意シグナル

・「本物の笑顔」を見せる

 作り笑顔と本物の笑顔の比較写真は印象的でした。

・眉をさっと上げて目を見開く

・頭を左右どちらかに傾ける

 

1.アイコンタクトは1秒以下

長いと敵意と受け取られ警戒される。

 

1. アクティブ・リスニング

耳を傾ける:相手の話に完全に集中する

観察する:相手のジェスチャー・態度をよく見て話題を転換、地雷ワードに留意

 

1. 唇には表情がある

・唇をすぼめる:反対意見がある合図

・唇を噛む、結ぶ:言いたいことがあるのに、ためらいや不満がある

・唇に触れる:今の話題に居心地が悪く不安

 

1.足先の向き  

二人以上のグループで会話をしている人達の「足先」の向きによって、会話に入れるか否かが分かるそうです。足先がそれぞれの会話の相手にまっすぐに向いている場合は割り込むのが難しく、足先が斜めなら話に割り込める可能性が高いそうです。

 

様々な行動分析は興味深いものでした。

 

~配偶者にはアクティブ・リスニング、小谷野でした~

 

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