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- 最年長メジャー優勝 ~シニアはいくつから~
小谷野です。
先週末のゴルフのメジャートーナメント、全米プロゴルフ選手権で、50歳のフィル・ミケルソンが優勝しました。
先月、マスターズトーナメントをアジア人で初めて制した日本の松山選手の連続メジャー制覇はならず残念でしたが、ミケルソンの優勝は、史上最年長でのメジャー優勝という歴史的な快挙でした。
通常スポーツ選手の50歳は現役引退をしている年齢ですが、今回、筋力も精神力も脂の乗った若い世代と戦ってシニアが勝つというのは大変な快挙です。
今後5年間のPGAツアーのシード権も与えられ、50代の挑戦は続きます。
経営の世界でもシニアの元気さは顕著で、いまや60代はシニアとは言わないようです。
ソフトバンクの孫正義さんは、60歳で引退すると宣言し、後継者としてグーグル本社役員を招聘しましたが、60歳以降も社長続投を決断、招聘した後継者は1年で会社を去りました。
記者会見で、69歳まで社長続投宣言 「元気、やる気いっぱい、夢いっぱい」発言は注目を浴びました。
ユニクロの柳井正さんは、「60歳で引退する」、「65歳で引退する」、「70歳で引退する」 と、引退宣言を繰り返してきました。一時的に社長を譲った期間がありますが、その後社長に復帰しています。72歳いまなお社長です。
日本電産の永守重信さんは、後継者指名をした社長を1年半で更迭し、今年新たな後継者指名を行い、CEOを退任しました。76歳にて、ようやく後継者への権限委譲が始まるのか注目されています。
中堅中小企業も同じで、先代社長が、元気(健康)でやる気がある場合、知識と経験に劣る後継者の仕事に寛容になれず、後継者が会社を去ることは珍しくありません。
現役続行と、老害前の世代交代は、スポーツ界でも経営の世界でも同じように重要な課題です。
~中年、熟年? 小谷野でした~