- HOME
- 代表 小谷野幹雄のブログ
- 女子大は存在意義を持ち続けられるか ~津田塾大学・萱野稔人教授卓話より~
小谷野です。
津田塾大学教授、萱野稔人(かやのとしひと)氏から少しショッキングなお話を聞く機会がありました。現在、女子大学は、その存在意義を問われているそうです。かつては、女子が男子のように高度教育を受けることが難しかった時代に、女子大学が設立されましたが、現代では、男女平等に教育機会が確保されています。
女子大学では現在、男女共学化する、他大学と合併する、閉校するなど様々な選択肢が議論されているようです。
萱野教授に、様々な統計数値から解説していていただきました。
<4年制大学の進学率の変化>
|
|
男 |
女 |
総数 |
|
1990年 |
33.4% |
15.2% |
24.6% |
|
2023年 |
60.7% |
54.5% |
57.7% |
*私の古い記憶の「大学進学率3割」は、現状は2倍になっていました。
また、女子の大学進学率の伸びは大きい。
<減少する女子大学>
|
|
大学数 |
うち女子大数 |
短大数 |
18歳人口 |
|
1990年 |
507 |
90 |
593 |
2,005,425 |
|
2023年 |
812 |
56 |
292 |
1,100,851 |
*大学の数は、1990年代の規制緩和によって増加しましたが、女子大は大きく減少しています。最近も、京都ノートルダム女子大学、神戸海星女子学院大学などが募集停止、閉校が発表されました。
*また、個人的には18歳人口が30年で半減していることに驚きです。
<近年共学化した(する)女子大学>
|
年度 |
従来の名称 |
新名称 |
所在地 |
|
2025年度 |
東京家政学院大学 |
東京家政学院大学 |
東京都 |
|
2025年度 |
清泉女学院大学院 |
清泉大学 |
長野県 |
|
2025年度 |
名古屋女子大学 |
名古屋葵大学 |
愛知県 |
|
2025年度 |
神戸桜蔭女子学院大学 |
神戸松蔭大学 |
兵庫県 |
|
2026年度 |
京都光華女子大学 |
京都光華大学 |
京都府 |
|
2026年度 |
学習院女子大学 |
学習院大学と統合 |
東京都 |
|
2027年度 |
武蔵川女子大学 |
武蔵川大学 |
兵庫県 |
<一般大学が女子枠を設置>
男子に対する逆差別と言われる女子枠ですが、現状でも国公立を含む多くの大学が女子枠の設置をしています。2026年度からは国立大学の女子比率向上のため、京都大学、広島大学、大阪大学でも女子枠を設置することが公表されています。
~男女均等の影、小谷野でした~
