代表 小谷野幹雄のブログ

2024年09月19日車もサブスクの時代へ ~メーカー利益の最大化~

小谷野です。

最近、車検でお世話になっているトヨタに行って驚きました。

ショールームに車がないのです。

かつては所狭しと様々な車が展示されていました。

販売員に聞くと、半導体不足、認証問題などで生産が需要に追いつかないことに加えて、円安により輸出販売の利益が大きいので、国内は後回しになっていると言っていました。

特にハイブリッド車は、EV(電気自動車)の不便性が周知となった現在、世界中で人気が高く、ショールームに並べる車が不足しているそうです。

 

ところで、車の販売方法が変わろうとしています。

中古車市場での残価が高い人気車種は、自動車メーカー側が所有権を維持したまま利益を最大化させる、サブスク(賃借)が増えそうです。

サブスクは、一般的なリースとは異なります。

様々なオプション、サンルーフなどは、月額賃借料に細かく上乗せされ、さらに強制保険、任意保険、自動車税、夏冬タイヤ交換、修理や車検費用など全て込みで毎月の賃借料が決まり、期間も3年5年7年などで設定できます。

消費者は、毎年の納税手続き、保険更新手続き、その他種々手間がなく、毎月の賃借料を払うのみで利便性が高くなります。

メーカー側も、残価が高い人気車類を対象とするので、サブスク後の中古市場でも利益を出せることになります。

世界で人気のアルファードは、2023年7月に新型発売しましたが、注文を受け付けたのは1ヶ月間です。

その後1年以上経過した現在も、所有権を譲渡する販売は行っていません。

グレードや状態によりますが10年経過しても新車価格の3割で売れる車種です。

 

 

*サブスクとは、subscriptionの略で定額料金を支払って一定期間、商品やサービスを受ける仕組みです。

 

 

~所有から利用の時代、小谷野でした~

 

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