7月7日(土)、高校野球西東京大会2回戦の「筑波大駒場VS町田工」を観戦しました。
高校時代の野球部の同期が、今年4月に筑波大駒場の監督に就任したことから、応援に駆けつけた次第です。
私達の高校時代の野球スタイルは、「フォアボールでもいいから何とか塁に出て、バントで進塁し、最後はスクイズで1点をもぎ取り、ミスを最小限に抑えて守り抜く」まさに“THE高校野球”とでも言うものでした。私自身、野球選手の中では体が小さく非力でしたので、いかに内野手の間をゴロで抜くか、とか、どこに転がせばバントヒットとなるか、ということばかり考えていました。
ところが、“新生”筑波大駒場は、それとは真逆で、バントは封印し、打ち勝つ野球を志向しています。観戦中、ここはスクイズで追加点狙いでしょう、というような場面でも、積極的にバットを振っていきました。
結果は、1回に先制したものの、四死球で塁をためて長打を浴びる悪いパターンで逆転され、そのままコールド負けを喫してしまいました。
3年生にとっては最後の夏。もう高校で野球ができなくなるという無念たるや、察するに余りあります。
でも最後にキャプテンが、応援にきていた在校生や家族を前に堂々と挨拶をしました。「ご期待に応えることができませんでしたが、この6年間、ここにいるチームメートと一緒に野球ができて本当に楽しかったです(さすがに最後は涙でした)。」
キャプテンをはじめ選手の姿に感動すると同時に、高校野球はやっぱり“永久に不滅”だと思った瞬間でした。
1・2年生の皆さんは、今度こそ強力打線を作り上げて、来年こそリベンジを果たしてほしいと思います。また、3年生の皆さんは辛いでしょうが気持ちを切り替えて受験勉強に励んでください。