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- 観光地の苦悩~伊訪問記[3]~
小谷野です。
日本への観光客数は急増し、今年は3000万人を超えるようです。
イタリアは人口6000万人に対して観光客数は5000万人超と観光大国の先輩です。
このような観光大国の最大の悩みは観光客数の増加が社会インフラのキャパを超えてしまい、
住人と観光客の共生が難しくなることのようです。
例えば、カプリ島の苦悩。カプリ島はナポリからも近く、
青の洞窟や景色の良いリゾートで有名ですが、島は観光客の重要性については理解はしても、
フェリ-のスケジュールを規制しようとしています。
島内の重要な交通手段であるロープウェイやバス混雑による待ち時間の異常性は、
島民にも苦痛のようです。
そういえば日本でも、表参道のイルミネーション見学の混雑が異常で
周辺住人が車で自宅に帰れないという問題もおきました。
先月、軽井沢町は町内渋滞を理由にハイシーズン時期の民泊禁止を打ち出しています。
観光客と住人の共生は、大きな課題になりそうです。
以下は、取り留めも無い笑い話です。
・イタリア大使の勘違い
イタリアの新しい大使が日本に赴任すると、イタリア国旗をあちこちで見かけるの
でたいそう喜ぶそうです。
その正体は日本におけるイタリア料理店の多さで、東京だけで3600件もあるそうです。
・マニュアル車の功罪
欧州人は運転好きが多く、マニュアル車が主流です。
私がオートマでないと不便だと言うと、反論されました。ボケ老人が少ない理由も、
操作ミスによる事故が少ないのも、マニュアル車のお陰だと言うのです。
常に脳を活発に使って運転して若さを保ち、またクラッチがあるマニュアル車なら
アクセルとブレーキを踏み違えて大事故を起こすことも少ないと、得意満面でした。
真偽は不明ですが。
・食事の甘さ論議
私が、デザートが異様に甘いと指摘したら、日本食はデザートだけでなく、
すべての料理が甘いと反論されました。確かに、煮物にも砂糖やみりんといった糖度のあるものが使われています。
トータルで砂糖摂取量は変わらないようなので引き分けでしょうか。