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- 静かに分断する職場 ~関係性の改善方法~
小谷野です。
『静かに分断する職場』(ディスカバー携書 2025年3月 高橋克徳著-慶応/一橋で学び現在武蔵野大学特任教授)を読みました。
「仕事が面白い、職場が楽しい、会社が好きだ」と、子供の前で堂々と語れますか?
仕事に対するこのようなエンゲージメントがあるのは世界平均で23%、日本人は6%だそうです。
高度経済成長、バブル時代までは、会社は仕事をするだけの場ではなく、飲食、社員旅行など、働く人の人生を過ごす大切な場所でありました。
しかし、バブルの崩壊、長引く不況により、各人が仕事を抱え込むようになり、ともに働く仲間の感覚が失われた。
そして、コロナ禍により、仕事以外の会話は大きく減少し、分断が進みました。
「ギスギス感情」「不機嫌な職場」は、長引くと負の感情すら交流しなくなり、「静かなる分断」という互いに距離を置いている状態に職場が陥っていると筆者は分析しています。
変えるべきは経営者、従業員などの相手ではなく「関係性」であると説きます。
「関係革新」 違いを超える関係作り
(STEP1)価値観の違いを知る。
(1)私は、…です。20個ほどの自己紹介を出し少人数でシェアする。
(2)自分の苦手なことやどう扱ってほしいか開示する。
(3)自分史の紹介をする。
(STEP2)
(1)ショートコーチング:お互いの困りごとを持ち寄り、相互に相談に乗る。
(2)お互いのいいところを伝える。
(STEP3)
本音を出し合い議論、例として職場はこうあったらよいということを、ポストイットで書いて出し合い、重ねる。
以下は革新すべき項目のみの紹介です。
「自己革新」
(1)外への旅を通じた思いづくり
(2)思いをみんなで育て合う仕組みづくり
「組織革新」
(1)幸せ起点でマネジメントを問い直す
(2)自分たちのマネジメント原則を作る
~コロナ後、一人飯がスタンダードに、小谷野でした~