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- 51歳の左遷からすべてが始まった ~キャプテン川淵三郎~
小谷野です。
川淵三郎さんのお話を、直接聴く機会がありました。
川淵さんは1991年に始まったプロサッカーJ・リーグを設立し、
2002年日本サッカー協会会長(キャプテン)に就任し
日本のサッカー界を大きく変革させた人物です。
またバスケットの世界でも大きな貢献をされました。
分裂(*)して国際大会に出場できなったバスケットボールリーグを
強力なリーダシップで統合しました。
日本のバスケットボールがオリンピックに出場することが
できるようになったのは川淵さんの功績といってもよいでしょう。
このような活動が評価され、川淵さんは2023年文化勲章を受章されました。
スポーツ分野での文化勲章は珍しく、長嶋茂雄さん以来3人目となりました。
(*)日本のバスケットボールは2005年以降、
2グループに分裂して対立していたので、
FIBA(国際バスケットボール連盟)からオリンピック等
あらゆる国際大会に出場ができない処分を受けていた時期がありました。
ところで、川淵さんの話し方は、終始87歳とは思えない言語明瞭で
力強いものでした。
以下、記憶に残った、言葉です。
【 51歳の左遷からすべてが始まった 】
当時勤務先であった古河電工の名古屋営業部長時代、
関係会社への出向を命じられ、本社への役員昇格を期待していた本人は、
心臓を引っこ抜かれたような(奥様の言葉)ショックを受け、
サラリーマンの目標が完全に消えたそうです。
その時期に、日本サッカーリーグの総務主事職のオファーを受け、
すべてが始まったそうです。
逆境は神からの恵みの試練という言葉を思い出します。
【 文化勲章は70歳を超えてからの活動の評価 】
文化勲章の受賞理由になった日本のスポーツ界への貢献は、
70歳以降の活動が大半であったと感じているそうです。
~家中は年中逆境、小谷野でした~