今年の大河ドラマは「豊臣兄弟」。
主人公は弟の秀長です。
ということで、40年程前に上梓された
堺屋太一さんの「豊臣秀長」を読みました。
兄秀吉が織田家内で出世をし、
足軽から大将軍となり遂に天下人となれた陰には、
ひたすらに補佐役に徹した弟秀長がいました。
兄に請われて侍となる二十歳過ぎまで
農夫をしていて字も読めなかったようですが、
懸命に努力を続け、武芸に通じ、簿記も身に付け、
戦場だけでなく、資金繰りや築城等でも活躍したそうです。
そういう秀長が兄を支える上で最も腐心したことの一つは、
組織が大きくなるに連れ、古参の家来と新参の登用者との
内部対立の調整であったとか。
中小零細企業が大企業に成長する過程でも生じる問題が、
戦国大名の世界にもあったのですね。
組織が成長しつつも、一つにまとまっていくためには、
このような献身的な調整役の存在が不可欠なのでしょうね。
ドラマではどのように描かれるのか楽しみです。
