会計・税務の知識

2021年12月02日 発行国税の滞納状況について

はじめに

 

今回は国税全体及び税目別の滞納状況についてご紹介いたします。

 

 

1.国税全体の滞納の発生と整理状況

 

下記表は、直近6年間における国税全体の滞納に関する新規発生・整理済み・滞納残高の状況を表している。

新規滞納は減少傾向にあるものの、毎年100万件以上の件数と5,000億円以上の金額が発生している。整理済滞納は2020年度を除き新規発生以上の整理が進んでいる。

2020年度末における滞納残高は220万件あり、金額は8,286億円となっている。

 

 

2.税目別の発生及び整理状況

 

下記表は、直近3年間における税目別の滞納に関する新規発生・整理済み・滞納残高を表している。

件数は新規発生と滞納残高において、申告所得税と消費税が全体の7割を上回り、税額も全体の6割を占めている。整理済滞納はどの税目も概ね新規発生以上に整理が進んでおり、件数・税額ともに減少傾向にある。

また、相続税は件数が少ないものの、1件当たりの税額は一番大きくなっている。

 

 

おわりに

 

国税庁にはより詳細な情報がありますので、ご興味がある方はご確認ください。 

          (担当:高瀬)

          

 

 

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