相続税申告を税理士に依頼するメリットとは?おすすめの理由や注意点も解説
相続税の申告は手続きが複雑で、自分で行うか税理士に依頼するか悩む人も多いです。税理士に依頼すれば費用がかかりますが、専門家の知識を活用すると、節税やトラブル回避といった複数のメリットを得られます。本記事では、相続税申告を税理士に依頼するメリットや注意点、依頼すべき人の特徴を解説します。相続税申告に不安のある人は、最後まで読み進め、税理士へ依頼するかの判断材料として活用しましょう。
目次
相続税申告を税理士に任せるのがおすすめの理由

相続税の申告は専門知識が必要で、自分で行うとミスが発生しやすいです。税理士に任せると、複雑な手続きを正確に進められるためスムーズに申告が完了します。税理士への依頼がおすすめの理由を理解すると、専門家に頼る際の不安が軽減されるでしょう。
相続財産の評価が難しい
相続財産の評価は、納税額に直接影響するため専門知識が必要です。現金や預貯金は金額が明確ですが、土地や非上場株式などの価値を正しく算定するのは簡単ではありません。
土地の査定には路線価方式や倍率方式など複数の方法があり、地形や周辺環境の考慮も必要です。誤った評価額で申告すると、税務調査で指摘されたり、税金を過大に納める可能性があります。
財産を正確に評価し、適正な納税額を算出するには専門的な判断が求められます。相続財産の評価に迷っている人は税理士に依頼し、正確で確実に申告を行うのがおすすめです。
申告書の作成に専門知識が求められる
相続税申告書の作成は手続きが複雑で、専門的な知識が必要です。申告には戸籍謄本や残高証明書、不動産の登記簿謄本など、複数の資料を集めないといけません。
また、小規模宅地等の特例や配偶者の税額軽減といった制度を利用するには、特定の要件を満たしたうえで正しい手続きが求められます。
記載内容に誤りがあると、最悪のケースでは控除が適用されなかったり、追加課税を請求される可能性があります。初期費用はかかりますが、余計なトラブルを避けるためにも、税理士への依頼を検討してみましょう。
相続税申告を税理士に依頼するメリット

相続税の申告を税理士に依頼すると、節税や手続きの簡略化など、多くのメリットがあります。専門家ならではの視点を活用すると、自分の状況に合った申告が可能です。後述するメリットを把握して、税理士へ依頼するか検討してみましょう。
適切な節税対策ができる
税理士に依頼すると、特例や控除を活用し、相続税の負担を軽減できます。相続税には小規模宅地等の特例や配偶者の税額軽減など、税負担を軽くする制度が複数存在します。
ただし、特例の適用には要件を満たす必要があり、専門知識がないと節税機会を逃してしまうかもしれません。税理士は専門的な視点から適用可能な制度を見極め、相談者に合ったアドバイスをしてくれます。
税理士に依頼すると、自分で申告するよりも納税額を抑えられるケースは少なくないため、まずは無料相談の利用をおすすめします。
複雑な手続きを一任できる
相続税の申告手続きは煩雑ですが、税理士に依頼すれば代行してもらえます。先述した通り、申告には戸籍謄本や残高証明書など、複数の資料の収集が必要です。
書類を自分で集めるのは時間と手間がかかり、大きな負担となります。税理士に任せれば、必要書類の収集から申告書の作成、税務署への提出まで一貫して対応してもらえます。
余計な手間を省いて確実に申告を行いたい人は、税理士への依頼がおすすめです。
相続税の過払いを防げる
税理士による正確な財産評価は、相続税の過払いを防ぐうえで欠かせません。特に土地の評価は複雑で、形状や立地条件で評価額は変わります。
専門知識がないと土地の価値を過大に評価してしまい、本来より多くの税金を納めるケースもあります。税理士は現地の状況も確認し、さまざまな減額要因を考慮して適正な評価額を算出します。
適正な納税額で申告を終えるためには、税理士の力を借りるのも効果的です。
税務調査のリスクを減らせる
税理士が作成した申告書は信頼性が高く、税務調査の対象になるリスクが低いです。税務署は、専門家が関与した申告書を適正なものと判断する傾向にあります。
申告の際には税理士が内容の正しさを保証する書面添付制度があり、活用するとさらに信頼性が高まります。万が一、税務調査の対象になった場合でも、税理士が代理で対応してくれる点もメリットです。
税務調査の不安がある人は、小谷野税理士法人で無料相談を受け付けているため、お気軽にご利用ください。
相続人同士のトラブルを回避できる
税理士が中立的な立場で関わると、相続人間の感情的な対立を防ぎ、円満な遺産分割の支援が可能です。遺産分割は金銭が絡むため、親族間でも意見が対立しやすい傾向にあります。
税理士は第三者の専門家として、各相続人の状況を踏まえた公平な分割案を提示できます。分割方法によって納税額がどう変わるか具体的に示せるため、相続人間の納得を得やすくなるでしょう。
相続人が複数人にわたり、相続で揉める可能性がある場合は、税理士に頼るのも1つの手法です。
相続税申告を税理士に依頼する際の注意点

税理士への依頼には複数のメリットがありますが、費用面や専門性の違いといった注意点も存在します。事前に注意点を把握しておくと、税理士へ依頼するか納得のいく選択が可能になるでしょう。
数十万円以上の費用が発生する
税理士に相続税申告を依頼すると、数十万円以上の報酬が発生します。報酬額は遺産総額の0.5~1.0%が一般的な相場です。また、財産の種類が多かったり、複雑な調査を要したりする場合には料金が変動します。
ただし、節税効果や手続きの負担軽減を考えると、結果的に支払う金額以上の価値を得られるケースも少なくありません。資金面に余裕のある人は、相続を税理士に依頼するメリットが大きいです。
税理士によって専門性が異なる
税理士にはそれぞれ得意分野があり、誰もが相続税に精通しているとは限りません。相続税は財産評価や特例の適用が複雑で、専門知識が求められます。
経験の浅い専門家に依頼すると、節税の機会を逃したり、評価額で損をしたりする可能性があります。相続申告の経験が豊富な税理士を見つけるためには、事前に税理士事務所へ相談するのがおすすめです。
相続が分かったらすぐに依頼する
相続税の申告は、相続が発生したらできるだけ早く税理士に依頼しましょう。申告期限は、被相続人が亡くなったことを知った日の翌日から10ヵ月です。
10ヵ月の期間内に財産調査や書類作成など多くの作業を終える必要があり、一般的には期限間近に依頼すると追加料金が発生します。
すでに依頼を決めている人は、相続が分かった時点で税理士事務所に相談するのがおすすめです。
相続税申告を税理士に依頼すべき人の特徴
相続税の申告は自分でも行えますが、特定の状況では税理士への依頼が推奨されるケースもあります。専門家の力が必要になるケースを理解して、申告で失敗するリスクを減らしましょう。
相続財産の種類が多い
相続財産の種類が多い人は、税理士への依頼がおすすめです。預貯金だけではなく、株式や投資信託、生命保険、美術品など、財産が多岐にわたると評価方法や手続きが複雑になります。
資産価値を個別に算定し、必要な書類を漏れなく集めるのは大変な作業です。財産の種類が増えるほど、申告内容にミスや漏れが生じる可能性も高くなります。
相続財産に不動産が含まれる
相続財産に不動産が含まれる場合、税理士への依頼を検討しましょう。土地の評価は路線価や固定資産税評価額を基に計算するため、専門的な判断が欠かせません。
自分で評価すると、価値を過大に算定して税金を払い過ぎたり、過少申告で税務調査の対象になったりする可能性があります。
利用したい特例制度がある
節税効果の高い特例制度を利用したい人は、税理士への依頼がおすすめです。相続時には以下の特例を利用できる可能性があります。
- 小規模宅地等の特例
- 配偶者の税額軽減
- 障害者控除
特例を適用するには、要件をすべて満たしたうえで、期限内に正しい手続きを行う必要があります。確実に特例制度を利用したい人は、税理士への依頼を検討しましょう。
相続人同士で揉める可能性がある
相続人同士で揉める可能性がある場合は、税理士に相談するのがおすすめです。遺産分割は金銭が絡むため、親族間でも意見が対立し、トラブルに発展する傾向にあります。
話し合いが長引くと、申告期限に間に合わなくなるかもしれません。税理士に依頼すると、中立的な立場で関わってくれるため、客観的なデータに基づいた公平な分割案を提示できます。
税理士に依頼する際のポイント
相続税申告を税理士に依頼する際は、複数のポイントを押さえておきましょう。後述する内容を理解すると、自分の状況に合った信頼できる税理士を見つけやすくなります。
相続税申告の実績が豊富かどうか
相続税申告を行う際は、実績が豊富な税理士に依頼するのが大切です。税理士にはそれぞれ得意分野があり、法人税務が専門で相続案件の経験が少ない人もいます。
経験が浅い担当者だと、適用できる特例を見逃したり、財産評価で損をしたりする可能性があります。公式サイトで過去の申告件数を確認したり、相談時に具体的な事例を尋ねたりするのがおすすめです。
料金体系が明確である
税理士事務所を選ぶ際は、料金体系が明確に示されている会社を選択するのがおすすめです。報酬の基準が曖昧だと、後から追加料金を請求される可能性もあり、トラブルの原因になりかねません。
そのため、公式サイトで遺産総額に応じた基本報酬や、加算料金の基準が明記されているかの確認が必要です。契約前には必ず詳細な見積書を依頼し、追加料金がかからないか入念に確認しておきましょう。
まずは無料相談を利用する
依頼先を決める際には、無料相談の積極的な活用がおすすめです。無料相談は、税理士の人柄や説明の分かりやすさを直接確認できる機会です。
自分の状況を説明し、疑問点や不安な点を質問して、親身に対応してくれるか確認しましょう。小谷野税理士法人では無料相談を受け付けているため、ぜひこの機会にご利用ください。
よくある質問
相続税の申告に関して、多くの人が同じような疑問を抱えています。事前に細かい疑問点を解消しておくと、安心して税理士へ依頼できるでしょう。
税理士報酬の目安は?
税理士報酬の目安は、遺産総額の0.5~1.0%が一般的です。ただし、財産の種類が多かったり、評価が複雑だったりすると追加料金が発生します。契約前に必ず詳細な見積もりを確認し、金額に納得したうえで依頼しましょう。
税理士に依頼するとどこまで手続きをしてくれる?
相続財産の調査や評価、遺産分割協議書のアドバイス、申告書の作成から提出まで、一連の手続きを代行してくれます。相続に関するほとんどの手間を任せられるため、負担を大幅に軽減できます。
税理士報酬は相続財産から差し引ける?
税理士報酬は、相続財産の価額から差し引くことはできません。報酬は相続人が申告手続きのために支払う費用であり、控除の対象外です。
相続税の申告は税理士への相談がおすすめ
相続税申告を税理士に依頼すると、適切な節税対策や複雑な手続きの一任、トラブルの回避など、多くのメリットがあります。一方で、費用が発生する点や、相続に強い専門家を見極める必要がある点も理解しておきましょう。
手続きに少しでも不安があるなら、税理士への相談がおすすめです。相続税の申告に不安のある人は、まずは小谷野税理士法人の無料相談をご利用ください。
相続税申告は『やさしい相続相談センター』にご相談ください。
相続税の申告手続きは初めての経験で不慣れなことも多くあると思います。
しかし適正な申告ができなければ、後日税務署の税務調査を受け、思いがけず資産を失うこともある大切な手続きです。
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監修者

山口 美幸 小谷野税理士法人 パートナー税理士・センター長
96年大手監査法人入社、98年小谷野公認会計士事務所(小谷野税理士法人)入所。
【執筆実績】
「いまさら人に聞けない『事業承継対策』の実務」(共著、セルバ出版)他
【メッセージ】
亡くなった方の思い、ご家族の思いに寄り添って相続の手続きを進めていきます。税務申告以外の各種相続手続きも、ワンストップで終了するように優しく対応します。


